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自己PRの作り方
自己PRの二つの要素
自己PRは大きく分けると二つの文章で成り立っています。 一つは「自分の長所」もう一つは「それを表すエピソード」です。
その中で一番大切なことは、 「どんなエピソードを書くのか」 ということです。 逆に長所に何を選ぶのか、ということは、あまり重要なことではありません。 これはなぜかというと、人事担当者がエントリーシートを読んだ後、記憶に残るのは「エピソード」の部分だけだからです。 「長所」というものは非常に抽象的ですし、みんな同じようなことを書いてくるのでなかなか覚えられません。 逆に、エピソードの部分は具体的ですし、人によって内容もまったく違うので、人事担当者の記憶に残りやすいのです。 ですから自己PRを作る時には、まずは 「どんなエピソードを語るのか」 ということを考えましょう。 長所はそれに矛盾しないものを選べばそれで構いません。
「自分が一番誇れる経験」をエピソードに
ではどんなエピソードを書けばよいのでしょうか。 これは「大学生活で、自分自身が一番誇れる経験」を書くのがベストです。 「自分自身」というところが大切です。 「人と比べて」ではありません。
そして、その経験を通して、自分がどんな結果を出したか、その中から何を学んだのか、 ということを考えましょう。
たとえばエピソードが「野球部で主将を務めたこと」で、 結果が「県大会優勝」などです。
そんなに大きな話ではなくても、エピソードが「コンビニのアルバイトを4年間続けたこと」で、結果が「店長やほかのバイトから信頼を集めた」というような話でも構いません。 人と比べて、ではなく、あくまで自分を基準に考えましょう。
より具体的に
ここまで出来たら、あと気をつけなければいけな いことは 「具体的に書く」 ということです。 抽象的に書いてしまうと、自分では分かっていても相手には全く伝わらない、ということが しばしば起こってしまいます。 抽象的とは例えば、「様々なことに挑戦した」とか、「~を目指して努力した」などという書き方です。 これだと「様々」とはどんなことなのか、「~を目指して」いったいどんな努力をしたのか、さっぱり分かりません。 そして、分からないことが多くなってくると、受ける印象はどんどん薄くなってしまいます。
これを避けるためには例えば「アルバイトとサークルの両立に挑戦した」などというように、出来る限り具体的に書いていくことが必要です。 簡単な話なのですが、人事部が受ける印象は大幅に変わってきます。
このように、自己PRを作る際に大事なことは「エピソードを重視して書く」ことと「具体的に書くこと」です。 他にもまだまだ注意点はありますが、それはまた別の機会に。