就活コラム
まめ知識 2018/07/02

事務職になれる確率は20%しかないという話

就職の相談をしてくれる方々の中に
「事務職一本で活動しています!」という学生さんが良くいます。

しかし、事務職しか受けないというのは極めて危険です。
タイトルにある通り事務職になれる確率は恐らく20%程度しか無いからです。

正確なデータはありませんが、
様々な人材会社が出している統計を見る限り、
事務職の求人倍率は0.2倍程度。
職種毎見てみると、
事務職の求人自体が他の職種の10分の1~15分の1しかないんです。

また、事務職の場合は定期採用が少なく、
「欠員補充」の募集が多いことも特徴の一つです。
つまり、たまたま前任者が辞めたとか産休に入るということがないと
募集されないということ。
そのため、募集が始まる時期も春だったり夏だったり冬だったりと全く予想がつきません。

さらに、事務職の募集は採用目線がそれほど高くないことが多いため、
受けに来た人が皆合格水準、なんてこともあります。
そうなると事務職で内定が取れるかは完全に「運」に依存してしまうという
ことすら起きる可能性があるんです。

今事務職で内定が取れていない皆さんも、決して能力の問題ではなく、
「募集が少なく」「たまたま運が悪かった」ことが原因かもしれません。

だから事務職を諦める、という必要はありませんが、
念の為複数の職種を受験しておいた方が安全かもしれませんね。