目的が何なのか

公務員を目指している皆さんの中には「民間企業をまったく受けていない」という方もいるかと思います。 しかし、いくら公務員を希望していても、民間企業を受験しないのは極めて危険です。 特別な事情がない限り、民間企業も受験することを強くお勧めします。理由は以下の通りです。

合格しなかった時の就職先に

これは皆さん分かっていることかもしれません。 合格しなかった場合、既に大手企業をはじめとする多くの企業が採用活動を終えています。 受験できる企業はまだまだ残ってはいますが、 自分の可能性を限定してしまうことになるのは間違いありません。 公務員試験はそれほど簡単なものではありませんから、万一の時の備えは必ず必要です。

公務員に合格するための練習

最も大きな理由はこちらです。受験しなかったことそれ自体がいけないわけではありませんが、
「面接に慣れる機会がない」ことと、
「民間企業のことを理解する機会がない」ことが問題です。

何度も面接を受けている人と受けたことのない人では、面接での話し方や予期しない質問に対する対応など、圧倒的な差がついてしまいます。

また、民間のことを理解していないと、志望動機がどうしても表面的なものになりがちです。

以上のことから、例え「公務員以外は絶対に就職したくない」という人であっても、民間企業も何社かは必ず受験するようにしましょう。 それ自体が公務員に合格するための練習になるのですから。